介護士の多くは高齢者向けの施設で働くことになります。そのような施設では身体が不自由な高齢者とコミュニケーションをとったり、軽い運動やレクレーションをしながら、利用者が健やかな生活を行えるように補助をしていくのが主な業務になります。
しかし、介護業務は、常に高齢者を注意深く見守る必要があり、長時間労働であるにもかかわらず体力も使うので、決して楽な仕事ではありません。しかも、どうしてもなし崩し的に残業が発生しやすくなる状況にあるので、なかなか定時で帰れないこともあるようです。
介護の仕事は、高齢者一人一人の面倒を見る仕事なので、時間が来たらそこで終わりというように、区切りを簡単につけることができません。また、高齢者はの体調の急変など、不測の事態が発生するケースもあるので、そのようなときは現場が落ち着くまではやはり仕事を終わりにするわけにはいかなくなります。きちんと交代要員が確保されていれば問題ないかもしれませんが、そうでないと必然的に残業をしなければならなくなります。
さらに、サービス残業になりやすいことの一つに、ミーティングが挙げられます。勤務時間が終わった後、その日の勤務について日報をまとめたり、高齢者についての報告をマネージャーに行う職場は多く、話が長くなってしまうことも珍しくはありません。しかし、そんな場合は残業として扱ってもらいない場合もあります。
今回は残業が発生しやすい主なケースを紹介しましたが、これ以外にも残業の原因になることはたくさんあります。しかし、対策を取ることで改善される場合もあるので、時間外労働に悩みを抱える介護士は、ぜひ自分の職場でできそうなことを考えてみましょう。
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